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05浅井豊司 アーカイブ

2008年06月19日

映画『おいしいコーヒーの真実』を観てCSRを感じる

一本の映画をご紹介します。これは企業の社会的責任(CSR)を考えるための優れた参考書と言える映画です。

コーヒー1杯330円のうち、コーヒー農家に支払われるのはわずか3~9円です。
もちろん価格変動はありますから、いつもこの値段ではありませんが。わたしが映画の中で見た真実は、悲しくやりきれないコーヒー農家の貧しい現実でした。

エチオピアのコーヒー農家は、飢えに苦しんでいました。親の頬はやせこけ目がくぼみ、子どもの手足はマッチ棒のように細い。ただ真面目にコーヒー豆を作っている人が、食料も買えないほど生活が成り立たない。もう一方で、わたしたち先進国のコーヒーを楽しむ風景が登場します。おいしいコーヒーを楽しむこと自体は、良いことです。わたしもおいしいコーヒーが好きです。

生活が成り立つ価格でコーヒー豆を売ればいい。難しい話ではない。と思ったのですが、映画の中で農家には価格決定権がなく、コーヒー豆ではわずかな収入しか得られません。その結果、飢えに苦しんでいます。現実を見渡すと、確かに供給者に価格決定権がないことはしばしば見られます。市場が価格を決めるということの意味を、あらためて噛みしめることになりました。だからこそ、「フェアトレード」という解決の手段があることに、あらためて気づいたのです。
当然、映画の中でもフェアトレードが登場します。

人を不幸にするコーヒーと知っていて提供している企業があるとすれば、それは大きな問題です。

もしあなたもおいしいコーヒーが好きならこの現実を見なければいけません。
なぜなら、そのコーヒーが本当においしいのかどうか「味」と「香り」だけでは確かめられないから。そして、人を不幸にするコーヒーはおいしい味がしないから。たった一杯のコーヒーからCSRの深部をのぞき見ることができます。
『おいしいコーヒーの真実』を一杯味わってみてください。

「おいしいコーヒーの真実」公式サイト
http://www.uplink.co.jp/oishiicoffee/

2009年02月20日

総研東京オフィスに、アーティスト登場!

本日、フルハシ環境総合研究所・東京事務所にあるアーティストが来てくださいました。

ギターケースを抱えた少し大きなお兄さん。「秦基博」さんです。
秦さんは武道館を満席にしてしまう若手シンガーソングライター。
(曲がカッコイイのでぜひ一度聞いてみてください。オススメです!!!)

今回は雑誌『音楽と人』の1コーナーとして、当社でエコを勉強していただきました。
秦さんがいろんなことを体験してみる人気コーナーだそう。今回のテーマは『エコ』ということで、当社の環境学習プログラムの「こねこね石けんづくり」をやってもらいました。

もちろん、ただひたすら石けんを作るんじゃないですよ。
水の大切さや、水の汚染、水の源流である森について、クイズに答えてもらいながら、しっかり環境について学んでいただきました。

いざ、石けん作りへ。
ただの石けんじゃありません。“ひのき”のアロマオイルを入れて、アロマソープを作るんです。普段、石けんを使うときに、ひのきの香りがするので自然を身近に感じられるんです。
(作っている間、事務所中に“ひのき”のいい香りが充満して、気持ちよかった。)

それにしても、さすがアーティスト。造形センスがいいですね~。
090220hata.jpg

秦さんは、普段からエコの意識を持っていて、でも何をすればいいのか良くわからなかったそうです。最近そういう風に思っている方とよく出会います。

もちろん、レジ袋を断ったり、無駄な電気を消したり自分のできることをやればいいわけです。確実に環境負荷は少なくなりますから。要するにエコモチに参加すれば、いいわけですね(笑)

でも、何をすればいいのかを考える前に問題の本質をきちんと知ることも、大切なんです。しかもわかりやすく、楽しく。

秦さんはもちろん、『音楽と人』の読者の方々にも、この今日の石けんづくり(の記事)を通して、水や森のことを考えるきっかけにしていただければ、こんなにうれしいことはありません。

秦さんとのやりとりや体験の感想は、ぜひ雑誌『音楽と人』を買って、読んでみてくださいね。
(浅井豊司)


秦基博さん公式サイト
http://www.office-augusta.com/hata/

雑誌『音楽と人』
http://www.usen-magazine.jp/oh/index.html

2009年06月03日

Earthする?

だんだん暑くなってきましたね。

私は暑いのは好きな方なのですが、アスファルトやビル壁面の輻射熱は嫌いです。
あの不自然な暑さが、どうも苦手で・・・。

「アスファルトをひっぺがしてしまいたい!」

時々そんなゲリラ的な衝動にかられるんです。
そしてゲリラついでに、勝手に夏蔦を植えてあちこちを壁面緑化してしまいたい、と思うんです。

社会貢献型ゲリラ活動、って新しくないですか?

ところで、アスファルトをひっぺがしてみると何が見えると思いますか?

実はEarthが見えるんです(笑)

つまり、母なる大地が見えるってことですね。

せっかくの環境月間だから私はみなさんに土(Earth)を触ってほしい、と思います。

土を触らないで地球を感じたり、地球のことが考えられるでしょうか?

電化製品すらアースされてるんですから、私たちも、もっとEarthと繋がりましょう!
触覚を土に突き刺しましょう!

ということで、今年の夏は緑のカーテン(ゴーヤなど)を育ててみませんか?
実は昨年、自宅で緑のカーテンをやったんです。
すごく涼しくて気持ちいいですよ。
東京事務所でも緑のカーテンを育ててみようかな~。

Earthすれば、きっと明日が見えるはず!

2009年06月10日

緑のカーテン

東京事務所・浅井です。
やっぱり、土を触るって、いいですよ。

前回のブログ『Earthする?』を書いて、私のグリーン・モチベーションがヒートアップしたため、さっそく事務所にきゅうりとゴーヤの苗を植えました。
(大きい苗がきゅうり、小さい苗ふたつがゴーヤです)

green090610.jpg

夏が楽しみです!

ベランダの片隅の小さな植木鉢ですが、力強く大きく育ってほしい。

なんだか、わが子を見つめるような思いです。
会社に来る楽しみがひとつ増えました。

緑のカーテンがうまくいけば、今夏は爽やかな環境でいい仕事ができそうです。

随時、この「小さなグリーンプロジェクト」の経過をお知らせしたいと思います。

2009年07月10日

未来を作る仕事って、クリエイティブだ。

東京事務所・浅井です。

こんな言葉をご存じでしょうか?
「人間は制約の下でこそ、知性という翼を自由に羽ばたかせられる(佐藤雅彦)」*

制約条件があるとクリエイティブが損なわれると思いがちです、制約がある方がむしろクリエイティブが喚起されやすい、ということを超一流のクリエイターである佐藤雅彦さんが言っているんですね。

たとえば、直線だけしか使わずに何かを表現しなさい、というお題を与えるとクリエイティブなアイデアが山のように生まれるが、逆に制約条件をまったくなくして自由に何でも表現しなさい、というとクリエイティブを発揮するのが難しくなるといいます。

佐藤雅彦さんが手がけた「10本アニメ」や「フレーミー」(NHK教育の子供向け番組「ピタゴラスイッチ」で放送されている)は棒や四角だけを組み合わせて、実に面白い表現がされています(お時間が許せば、ぜひご覧ください)。

制約があれば、クリエイティブを発揮する。確かに、思い当たるところがあります。
納期までの時間の制約があれば、火がつくような猛烈なスピードで仕事をこなすことができる。
予算が限られていても、その範囲のなかでできる最高のアイデアをひねり出し、具体的に実現していく。

私たちが環境問題を考えるとき。そうです、いつも制約条件だらけなんです。
でも、もしかしたらそれは「未来をデザインするクリエイティブの源泉」なのかもしれません。

環境のことを意識して行動するのは、大変かもしれません。
なぜなら、制約条件がたくさんあるからです。
「不便」であったり、「時間」がかかったり、もしかしたら「怠け心」という制約条件かもしれません。

エコモチは、多くの参加者とエコな未来を作るための道具です。
ユーザーのみなさんと、ともにエコな未来を作る。
まさに参加者全員がクリエイティブなんですよね。

だからこそ、エコモチに参加していただいているみなさんとともに、もっともっとエコモチを磨き上げたいと思っています。ここを変えた方がいいな、と思うところがあれば、エコモチ事務局までお知らせください。

*出典:「考え方」の考え方/指南役

2009年09月11日

『未来の食卓』 -明るい21世紀が見れる映画

東京事務所・浅井です。今回は映画をご紹介します。

『未来の食卓』
フランスの田舎町の小学校で、オーガニック給食に取組むドキュメント映画です。

校庭で野菜を栽培したり、オーガニック給食を食べて喜ぶ子供たちの表情をスクリーンで見ると、なぜか土の感覚や給食の味が実感として湧いてくるのが不思議です。

一方、研究者が農薬、化学肥料、食品添加物について危険性を警鐘するシーンや、農薬の影響で家族を次々に亡くしていった女性、小児がんで子供を亡くしたお母さんのインタビューも登場し、それを見ると身につまされるような気持ちになります。きっと自分の生活の暗く冷たい部分が、一致してしまうんだろうと思います。

私たちの身体は、私たちが食べる食品からできている。
私たちが吸っている空気、私たちが飲んでいる水、そんなあたり前なものが大切だ。ということが、わからなくなるほど自分の感覚が麻痺していることに気付きました。

この映画には21世紀の明るく、あたたかい世界が映っています。

明るい未来をのぞいてみたいなら、この映画を見てください。
環境問題に頭を悩ませているなら、この映画を見てください。
脅迫めいた悲惨な環境映画に絶望したくないなら、この映画を見てください。

この映画に登場する人たちは軽々と楽しそうに環境問題の壁を飛び越えて行きます。
いや、飛び越えたのではなく、扉を開けて正々堂々と次の時代に行っただけなのかもしれません。

鍵は「オーガニック」。

わたしたちの未来はいまここにある現実と地続きでつながっている。


■『未来の食卓』公式サイト
http://www.uplink.co.jp/shokutaku/

2009年11月09日

秋の緑のカーテンは・・・

東京事務所・浅井です。

春にご紹介した東京事務所の緑のカーテンの経過報告をサボっていましたが、いまさらですがこんな感じです。

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2010年01月26日

映画『アバター』を見ましたか?

話題作の映画『アバター』を見た。環境の仕事をする人には是非とも見てほしい。『アバター』はこれまでここで紹介してきたドキュメンタリーものではなく、SFフィクションだ。

簡単に言えば「人間と自然の対立」という使い古されたテーマだが、あらゆるクリエイティブを総動員して環境問題が極まっている今この時代だからこそ、力強く私たちに訴え、迫ってくるものだった。なぜ3Dを使わなければならないか、映画を見ればよくわかる。

私は見終わったあと、動けなかった。息苦しかった。

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2010年07月02日

環境コミュニケーションのイロハ

■環境コミュニケーションのいろは

●環境コミュニケーションとは一体何をすることだと思いますか?
多くの企業が発行している環境(CSR)報告書は代表的な環境コミュニケーションの媒体ですが、それが環境コミュニケーションのすべてではありません。エコプロダクツ展などの展示会への出展も、数少ないダイレクトなコミュニケーションができる機会ですが、これも手法の一つです。

そもそも環境コミュニケーションの定義は、ISO14063や経済産業省 環境コミュニケーション事例集など、さまざまなガイドラインに定義が記載されています(*1)。興味のある方は文末をご覧ください。私なりに一言でまとめると、「ステークホルダーと発展的な関係を作るための情報交換・価値交換をすること」なのだろうと思います。

●環境コミュニケーションのポイント
そもそもコミュニケーションという言葉はラテン語のコムニスcommunisから派生したもので、「共通の」とか「共有の」といった意味を語源にもっています(*2)。ともすると企業の環境コミュニケーションは報告、訴求、説得など、一方通行に陥りやすいものです。仕事が進めにくくなるような都合の悪い意見は聞きたくない、という心情が発生するからでしょう。もちろん、多くの人に届けようとすれば、媒体を通じた発信になるのは仕方がないのですが、それでは「共通の」とか「共有の」という要素は不足します。発展的な関係を作るためには、双方向性が不可欠なのです。

では、環境コミュニケーションにどのように取組めばよいのでしょうか。ここで、私が考える環境コミュニケーションのポイントを5つ挙げます。

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