グリーンメールマガジン(GMM) 第89号

2006年12月25日発行  株式会社フルハシ環境総合研究所
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         GMM[Green Mail Magazine]     No.89

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*GMMは月2回発行している環境マガジンです。
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1.本日の特集:社会・環境コミュニケーションのヒント
(株式会社フルハシ環境総合研究所 加治知恵)

2.環境・社会報告書シンポジウム            主催:環境goo
   ~ 責任から信頼へ:社内と社外をどう巻き込むか ~
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◇◆本日の特集◆◇
     社会・環境コミュニケーションのヒント
             (株式会社フルハシ環境総合研究所 加治知恵)
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この1ヶ月間は、GRI(Global Reporting Initiative)ガイドライン第3版発表シ
ンポジウムや環境・社会報告書リサーチ結果速報シンポジウムへの参加、社
会・環境報告書を読む会の実施など、今まで以上に環境・社会報告書やCSR、
サステナビリティ報告書に触れる機会の多い1ヶ月でした。

レポートを発行している企業は今や日本では1000社に及ぶといわれており、環
境・社会コミュニケーションにおける最も代表本的なツールの一つになってい
ます。

しかし、レポートを何万部発行してもアンケートが10~20通しか帰ってこない、
CSRに関して記載すべき範囲は広がっているが多様なステークホルダーに対応
した分かりやすさ、読み易さを求められ、構成に苦慮するなどの問題を多くの
企業が抱えています。
レポートの内容と活用法についてはそれぞれの企業が工夫を重ねているところ
ですが、今後のヒントとなるような情報をご紹介します。

■ガイドラインの改訂
2006年10月にGRIのサステナビリティ・レポーティング・ガイドライン第3版が
公表されました。その改訂のポイントをご紹介します。

○ステークホルダー・エンゲージメント(参画)の強調
企業として取り組む事項やレポートの記載事項について、ステークホルダー
(利害関係者)の意見を取り入れながら対応するということです。ステークホル
ダーダイアログなどの対話の場を誰に向けていかに設定するか、更にその中身
を具体的なものとし、誰が、どの程度まで、どのように取り組むのかを明らか
にすることが企業活動の持続性にとって重要となります。

○マテリアリティ(重要性)原則の強調
読者にとって重要なこと、サステナビリティと企業にとって重要なことに重点
を置くということです。網羅性よりも、意思決定にとって重要なことを明確に
すること、ステークホルダーにとって重要なことをきちんと把握することが求
められます。

○“アプリケーションレベル”システムの導入
適用段階と外部保証に応じて、6つのレベルを自己宣言することができ、更に
第3者からの意見を受けたりGRIに照合を要請することが可能です。


GRIガイドラインは必ず沿わなければならないものではありませんが、これを
受けて環境省の環境報告書ガイドラインも改訂が検討されており、参考にされ
るとよいと思います。

■環境・社会報告書に関する調査(gooリサーチ)より
市民対象の環境・社会報告書に関する調査報告の中で、興味深かったものをご
紹介します。

○レポートと接触するルートの7割がホームページ
レポートとの接触ルートはホームページ上が7割という結果があるので、ホー
ムページで、いかに市民の声を拾うかといった仕掛けも活用のポイントといえ
るでしょう。

○公開が必要だと読者が思っている項目と企業の考えに相違がある
読者が公開してほしいと思う項目の第1位は「雇用・正当な労働」であり、被
雇用者の立場や内部統制について関心が高いですが、企業側は「企業市民活動」
のような外に向けてのアピールに力点を置いているようです。ここでもマテリ
アリティの把握が求められています。

○対話すべき主体の第1位は社長と社員
ステークホルダーにはさまざまな主体がありますが、CSRの最前線である社員
と社長が、まずは意識を共有化することが求められているようです。

弊社でもレポートを読む会のお手伝いを行っていますが、自社や他社のレポー
トをじっくり読む機会を持つ人は少なく、参加した社員さんから「自分や会社
がやるべきことが再認識できた」、「職場に戻って自分ができることをしてい
きたい」などの声を頂きました。まずは自社の社員を巻き込んでいくことが環
境・CSR経営を達成するために重要です。

いろいろな方法を試行錯誤し、自社に適したコミュニケーションの形を見つけ
てください。

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(株)フルハシ環境総合研究所では環境報告書を読む会のお手伝いしています
http://www.fuluhashi.jp/
事業内容-人づくり>環境報告書ワークショップ
お問い合わせ:info@fuluhashi.jp
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◇◆2.環境・社会報告書シンポジウムのご案内◆◇     主催:環境goo
     ~ 責任から信頼へ:社内と社外をどう巻き込むか ~
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特集で引用した環境・社会報告書に関する調査の分析結果が紹介されるシンポ
ジウムです。

環境・社会報告書シンポジウム
~ 責任から信頼へ:社内と社外をどう巻き込むか ~

■日時: 2007年2月13(火) 13:30~17:45(開場13:00)
■会場: 株式会社損害保険ジャパン 本社ビル 2階大会議室
■パネリスト:
 池田秀文氏 (経済産業省 産業技術環境局 環境調和産業推進室長)
 上山靜一氏 (イオン株式会社 環境・社会貢献部 部長)
 魚住隆太氏 (あずさサスティナビリティ株式会社 取締役)
 後藤敏彦氏 (環境監査研究会代表幹事)
 関正雄氏 (株式会社損害保険ジャパン CSR・環境推進室長)
 田村太郎氏(多文化共生センター 前代表理事/
IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]研究主幹)
■コーディネーター:
 川北秀人氏(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所] 代表)
■料金: 無料
■定員: 250名(事前登録制)
■主催: 環境goo(NTTレゾナント株式会社)
■後援: 環境省(予定)、経済産業省、
     サスティナビリティ・コミュニケーション・ネットワーク
■協力: 株式会社損害保険ジャパン
■協賛: あずさサスティナビリティ株式会社、株式株式会社損害保険ジャパン

詳細は以下のホームページにて
http://eco.goo.ne.jp/business/event/env_report/web_sympo2006/

◇◆編集後記◇◆―――――――――――――――――――――――――――
12月14~16日に行われた「エコプロダクツ2006」で多くの方にブースに立ち
寄って頂きました。ありがとうございました。来場者数は、3日間で15万人を
超え、過去最多を記録したそうです。子供・学生や一般の方も多く、出展内容
も単なる環境配慮製品の紹介より、会社の姿勢を含めた展示が多く、大変印象
的でした。(加治)
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